電話占いの掲示板や口コミなどで、よく利用される占い用語・業界用語をまとめています。
あまり占いの世界に馴染みが無い人にとっては、聞きなれない単語や、言い回しがあると思います。「あれってどういう意味なんだろう?」といったときに、参考にして下さい。
電話占いで使われる用語解説
アゲ鑑定
アゲ鑑定とは、電話占いの利用者にとって良い未来ばかりを伝えるというものです。
はじめは嬉しいことばかり言ってくれるので、良い気持ちになります。しかし、あまりに都合の良い未来しか伝えてこないため、次第に不信感を抱き始めます。
実際、アゲ鑑定ばかりをする占い師さんは、占いの能力が低く、相談者の喜ぶことばかりを言うことで、リピートさせるのが狙いという場合もあります。
また、本当に占いをする能力があったとしても、悪い結果は伝えずに、当たり障りのない内容だけに始終するなら、鑑定料を支払ってまで占ってもらう意味がありませんよね。
実際に良い未来ばかりが占いで出ている可能性もありますが、電話占いを受ける際は、このようなアゲ鑑定をする占い師さんがいることは肝に銘じておきましょう。
サゲ鑑定
サゲ鑑定は、アゲ鑑定の反対の意味です。相談者にとって悪い未来ばかりを伝えてくることを言います。
何年か前に、細木数子さんのテレビ番組が各局で流行していましたが、あのような伝え方、話し方をイメージすると分りやすいと思います。
テレビ番組であれば、演出の一言で済ませられるのかもしれませんが、電話占いで直接「地獄に落ちる」など言われたら、物凄く怖くなってしまうものです。
また、電話占いでは起こり得ませんが、サゲ鑑定で不安にさせたうえで、高額な開運グッズなどを勧めてくるような、悪徳占い師も存在します。
もちろん、占った結果、良くない未来が視えてしまうこともあります。しかし、通常は良い方向に進むためにどのようにすれば良いのかを、親身にアドバイスをしてくれるはずです。
サクサク鑑定
サクサク鑑定とは、名前の通り、スピーディな展開で鑑定が進むことです。
有料の電話占いは、時間単位でいくらと金額が決まっているため、サクサクと進む鑑定がスマートで望ましいとされています。
相談者にとって、ストレスがなく嬉しいことなので、特に鑑定結果や占い師さんの口調などに違和感がなければ、サクサク鑑定が進む占い師さんは、とてもありがたい存在になります。
妄想鑑定
占い師さんが出した鑑定結果に対して、良くない評価を指すのが妄想鑑定です。
霊感・霊視占いやチャネリング、思念伝達などの一般的には明確な根拠が分かりにくい占いで、あまりにも的外れな鑑定結果が出ることを妄想鑑定と言います。
未来について占う場合、妄想鑑定かどうか判断するのは少し難しいですが、パーソナリティや過去についても鑑定されて驚くほど的外れだった、という場合はあまり信頼できませんよね。
占い師さんとの相性もあるので、絶対にとは言えませんが、「妄想鑑定で評判の占い師」などという口コミが多い場合は、その占い師さんに相談するのは避けた方が良いでしょう。
ジプシー(ジプる)
ジプシーとは、1つの相談内容に対して、良い鑑定結果が出るまで、何人もの占い師さんや、様々な種類の鑑定をはしごしてしまうことです。
神社やお寺のおみくじで、良い結果が出るまで、何度もおみくじを引き直してしまった。という経験がある人もいるかもしれません。その電話占い版と考えると分かりやすいかなと思います。
基本的に、同じ相談内容について、占い師さんを何人もかえて、鑑定回数を重ねるのは良くありません。自分が何を信じて良いのか分からなくなってしまいますし、金銭的にも大きな負担となってしまいます。
鳥肌
電話占い用語での鳥肌とは、「鳥肌が立つほど、鑑定の結果が当たっている」という状態のことを指します。
鳥肌の鑑定結果が得られたということは、良い占い師さんに当たれたという証拠でしょう。
引き伸ばし
電話占い用語での引き伸ばしとは、あまり良いことではありません。
引き伸ばしとは、文字通り、占いを引き伸ばしにして、鑑定時間を稼ぐ手法のことで、「サクサク鑑定」の対極の意味になります。
相談内容とは関係のない話をしたり、話しが脱線ばかりするのが特徴です。
「この鑑定、引き伸ばしなのでは?」と感じたら、そのまま鑑定を受けることを考え直したほうが良さそうです。
引き伸ばしの鑑定を受けてしまうと、大切な時間を奪われてしまうだけでなく、金銭的にも負担が大きくなってしまいます。
リピーター(リピ)
文字通り、同じ占い師さんに複数回鑑定を依頼する人のことをリピーター(リピ)と言います。
「この占い師さんの鑑定が当たったから、リピりました」などという使い方をすることもあります。
実力のある占い師さんに当たって、リピートするのは良いのですが、中にはリピート客を確保するために意図的にアゲ鑑定をする占い師さんもいます。
良いことばかりを言われ、気持ち良くなってしまうと、鑑定内容の当たり外れに関わらず、リピートしたくなってしまうもの。リピーター狙いの占い師には気を付けましょう。
寄り添い系
寄り添い系とは、相談者の悩みを丁寧に聞き、親身になって鑑定を進めてくれることを言います。
なかなか人に相談できない悩みを抱えている人にとって、心に寄り添いながら、悩み事を一緒に分かち合い、さらには解決への道も示してくれる、心強い占い師さんとなります。
コールドリーディング(コールド)
コールドリーディングは、心理学の一種として、普段の生活の中でも悪用する人がいると言われています。
例えば、「あなたは人生のどこかでひどく落ち込んだことがありますよね?」と聞かれれば、ほとんどの方が「はい」と答えるのではないでしょうか。
誰にでも当てはまる内容の問いかけを多用して、相談者の情報を聞き出します。そして、あたかも占いで言い当てたかのように、鑑定を進めていく手法がコールドリーディングです。
コールドリーディングを用いた問いかけに対して、あまりにも詳しく自分のことを話し過ぎると、悪質な占い師さんの思うツボになってしまいますので、注意しましょう。
ホットリーディング(ホット)
電話占いでは、まずありませんが、ホットリーディングも悪質な占い師が利用する手法の1つ。
コールドリーディングが、心理学を利用して相手の心理を読みながら話のつじつまを合わせていく手法なのに対して、ホットリーディングは、あらかじめ手に入れた相談者の情報を、まるで言い当てたかのように相談者に伝えていく手法です。
あらかじめ得た情報なので、外れるはずもなく、本当に力のある占い師だと相談者に思わせることができるのが厄介なところです。